保坂新の戯言集

どこかの誰でもないアンポンタンがどこかの誰かである人が作った作品にうだうだ一丁前に評価を下すブログです 話半分に流していただければ幸いですTwitter:@chuhri0703

2019年戯言的ベストエロゲ

年末お疲れ様でした!

いやーヤバかったですね、Einstein

佐本二厘って…マジかよ。

完全にもう引退したと思ってましたよ、バズッた写真撮った時に変な声出て軽い奇行に走りかけたくらいには焦りました。

Twitterに撮影した動画載せてるので行けない人は見たらいいですよ。(公式でアップロードされたら消します)

その他にもスタジオメビウスの復活やまいてつのアニメ化…

カオスかよ

電気外ではまど新作にエウの告知もありました。

来年もまだまだたくさんの作品が出ると思いますし、この先が楽しみです。

 

さて来年の話をする前に今年の振り返りもしないと鬼も笑うというもので前回の記事通り今年の作品の戯言レベルでの個人的ベストエロゲを書かせていただきます。

自己酔狂甚だしい記事ですがお付き合いしていただける方々はよろしくお願いします。

因みに微妙にネタバレありです。CG見て察することができる方はお勧めしません。

とりあえず基準に関してはこちらを参照。

 

chu-linozaregoto.hatenablog.com

 早速いってみましょう。

○新作個別ルート部門

1.月の彼方で逢いましょう 日紫喜うぐいすルート

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2.さくら、もゆ。-as the Night's Reincarnation- 杏藤千和ルート

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3.さくら、もゆ。-as the Night's Reincarnation- 柊ハルルート

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4.アオナツライン 向坂海希ルート

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5.どっちのiが好きですか 種村小柚子 Bルート

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 ということで新作個別ルート部門です。

1位は月の彼方で逢いましょうから日紫喜うぐいすルート、賛否両論があまりに激しすぎて笑いそうになるくらいですが自分は圧倒的賞賛側の人間でございます。確かに星織や銀はる、そして雨音ルートと比較すると毛色が大きく違って批判されるのもわかるんですよね…それでも彼らが掲げた積み重ねの恋愛として最高峰の物語です。たった一人のために必死に駆け回り、誰よりもつらいはずなのに彼女のために寄り添い続けた奏汰が最高にカッコ良かった物語でした。

2位はさくら、もゆ。-as the Night's Reincarnation-から杏藤千和ルート、こちらは年始に現れて最初から最後まで賞賛の言葉しか聞かなかったルートですね…マジで完成度が高すぎる。○○○さんがあまりにカッコ良すぎました。因みにサブキャラなら新作旧作含めダントツで好きなキャラですね。語ると長くなりそうなので止めますが、クロルートと同じだけの熱意を漆原先生が込めただけのクオリティの物語でした。

3位もさくら、もゆ。-as the Night's Reincarnation-から柊ハルルート、この子は千和と比較してあまり語られることはないのですがこちらもものすごい完成度だと思います。OPのあるカットがもうね…うん。構成上少しクロルートに食われている印象もありますが、幸せになる勇気を描いた物語は説得力の塊でした。このルートがこれだけのクオリティだからこの後のクロルートで描かれる物語に説得力が生まれると思っています。

4位はアオナツラインから向坂海希ルート、幼馴染シナリオでは篠崎真里花さんと引けも取らない完成度でした。積み重ねた時間のせいで捻じれてしまったように見えていた関係性も、紐をほどけばどんなものより輝くかけがえのない時間になる。それを3人によってものすごい説得力で描いてくれています。ちーくんマジでよかった。

5位はどっちのiが好きですかから種村小柚子Bルート、こちら作品個別記事作成中です。少々お待ちください。ルート自体のお話をすると小柚子先輩とのやり取りが非常に楽しいですね。Bルートはいわゆるリードされる恋愛ルートなのですが、小柚子先輩に対してぼけては突っ込まれという夫婦漫才が本当に上手く、テンポよく読めるのが良かった。そんな2人が少しずつ恋人らしくなっていく過程とそれを象徴する後半はその先もずっと仲良くいてくれるのだろうと思わせてくれるだけの物でした。

○旧作個別ルート部門

1.PRIMAL×HEARTS 倉賀野聖良ルート

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2.紙の上の魔法使い 月社妃ルート

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3.アストラエアの白き永遠 橘落葉ルート

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4.星空のメモリア 南星明日歩ルート

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5.ソレヨリノ前奏詩 都築はるかルート

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続いて旧作個別ルート部門でございます。

1位はPRIMAL×HEARTSから倉賀野聖良ルート、彼女に限ったことではないですけどままれヒロインの個別に入ったら理性を投げ出すの本当に何なんでしょうね…この子に関しては投げ捨てすぎててずっと笑っていましたが。とにかく倉賀野聖良という少女を魅力的に書こうとした熱意が物凄く伝わってきてマジで可愛いの言葉しか出てこないです。聖良さん可愛い。

2位は紙の上の魔法使いから月社妃ルート、ルート自体はさほど長くはないのですがインパクトと重さが圧倒的でした。先が悲劇ならば自分たちで幕を引く、その覚悟の表れの最後のシーンは奇麗すぎて…○○○○○○と一緒に唖然としていました。

3位はアストラエアの白き永遠から橘落葉ルート、関係性の変化とそれに伴う葛藤の描き方が魅力的なルートでした。好きなのに関係性が壊れてしまうことを恐れて本当のことを口にできず葛藤する落葉は中々良かったです。それ以上に恥ずかしがる姿が最高に可愛かったのですがね。歪な関係性に見えても本質は美しい家族の物語でした。

4位は星空のメモリアから南星明日歩ルート、こちらは負けると思っている幼馴染のシナリオですね。面倒くさいまでの明日歩の後ろ向きっぷりがお気に入りです。いくら好きだと言っても信じてくれない彼女の心を溶かす物語ですがやはり見どころはOPにもあるあのシーンですね、見事でした。

5位はソレヨリノ前奏詩から都築はるかルート、永遠ゲーとして有名なソレヨリノ前奏詩ですが個人的にはこちらのルートも好みです。必死に足掻いて彼女の手を掴もうとする主人公は彼女の物語に引き継がれます。特にはっきりと彼の口から彼女を振ったシーンは作中でも屈指の名シーンと思っています。

○新作主題歌部門

1.輪廻 山本美禰子「さくら、もゆ。 -as the Night's Reincarnation-」

2.With Tomorrow 夢乃ゆき「月の彼方で逢いましょう」

3.Magic Hour Dr.Flower「MUSICUS!」

4.Blue, Summmertime, blue. 紫咲ほたる「アオナツライン」

www.chuko-tsuhan.com

5.花明かりの時 eufonius「さくら、もゆ。 -as the Night's Reincarnation-」 

 Re:promise 中恵光城「タマユラミライ」

www.dmm.co.jp

さてお次は新作主題歌部門。

1位は今年1度もその座を譲ることなく最後まで走り抜けなさった輪廻(山本美禰子)、ゲームで2nd OPとして流れたShort ver.の時点でムービーとの相互作用もありとんでもないインパクトを残していきましたが、フルになってもその破壊力は健在で一時期はずっと聴いていました。この曲が流れた後から始まるさくら、もゆ。という作品の後半戦をよく表した名曲です。

2位はWith Tomorrow(夢乃ゆき)、曲のクオリティとその使い方なら業界随一と(自分の中で)有名なtone work'sが仕込んできた新たな挿入歌(?)、今回もここぞというタイミングで流れてきて涙腺をボロボロにしてきました。特に…ねえ?あそこで流すセンスとあっちを敢えてああやって使ったことについてはもはや流石としか言いようがありません。崩れ落ちました。

3位は新作からMagic Hour(Dr.flower)、バンドをテーマにした作品を作ってきたOVERDRIVEの最後を象徴するような曲でした。CFに関しては色々思うところもありますしせめてパトロンに何か言ってから一般販売とか発表しないか普通?とか文句もいっぱいありますがこれを聴いたら黙らざる得ない、彼らが辿り着いた一つの答えとして納得のいくものでした。

4位はBlue, Summertime Blue.(紫咲ほたる)、アオナツラインにおけるグランドEDです。幕の引き方の上手さも見事だったのですが、その雰囲気にドンピシャの曲をぶつけてきました。作品のテーマである二度と来ない夏、そんな夏も終わってしまうとしても今を全力で走り抜けた5人による3つの物語、そんな彼らの姿を思い出せる歌詞と優しく歌い上げる紫咲ほたるさんの歌唱がぴったり合ってて素晴らしいです。なお入手方法が…

5位は2曲、1曲目は花明かりの時(eufonious)、さくら、もゆ。のグランドEDです。こちらも流れるタイミングと歌詞が本当に魅力的です。最後の最後まで幸せになってもいいのかを悩み続けた彼女がようやくそれに手を伸ばし掴んだ時に流れ、只々幸せを祈る。さくら、もゆ。におけるメインテーマを象徴する曲として申し分がないと思っています。

2曲目はRe:promise(中恵光城)、こちらもタマユラミライのグランドEDとして使われました。タマユラミライ自体が姿形が違ったとしても変わることのない想いをテーマにした作品ですがこの曲の流れる白ルートは特に顕著にその特徴が出ていました。OPと他のゲームなら悲劇のように描かれかねないオチにも関わらずここまで明るくそしてその先の未来が輝いて見えるのもそれまでのシナリオ構成の力が大きいと思いますが、1割くらいはこの曲のおかげなんだと思いますね…先日生で聴きましたが泣き崩れました。

○旧作個別ルート

1.Cherish 原田ひとみ「ソレヨリノ前奏詩」

www.chuko-tsuhan.com
2.primal Ceui「PRIMAL×HEARTS」

mora.jp

3.Save the tale Duca「ゆめいろアルエット」


4.Story teller Kicco「ゆめいろアルエット」


5.永遠の魔法使い monet「魔女こいにっき」

夜明けのベルが鳴る 安田みずほ 「彼女のセイイキ」

www.amazon.co.jp

 旧作主題歌部門です。

1位はCherish(原田ひとみ)、作中でぶち込んでくるタイミングが本当に上手いんですよね…minoriのOPと相まって初めて見たときに普通に声をあげました。1番、2番、そして大サビが示す最後の最後まで嘘ばかりを言い続けた彼女の本心が垣間見れる歌詞は本当に良いですね…昨日のライブも生で聞けることを期待したのですが残念ながら…でも来年歌う機会があるかもしれないとのことなのでそこに期待です!

2位はprimal(Ceui)、こちらもOPですね。PRIMAL×HEARTSという作品の世界観に沈めこむムービーと透き通ったCeuiさんのマッチ具合が本当にクセになる!プロローグは何回も見返しました。こういう部分についてはままれは本当に流石だなと思います。

3位はSave the tale(Duca)、ボーカルアルバムが高騰してることで有名なゆめいろアルエット!のグランドEDです。…これについて話すと大体ネタバレなんですよね。ただ言えることはこの曲はあの作品のオーラスとして完璧です。こういうとこは本当に魁先生は上手い。業界トップクラスだと思います。

4位はStory teller(Kicco)、こちらもゆめいろアルエットからです。これはマジでネタバレしかない。そもそもタイトルが…うん。こちらも流石魁先生です。

5位は永遠の魔法使い(monet)、魔女こいにっきのED曲です。正直個別ルートのモチベーションを保てたのはこの曲とCinderella Storyがあったからですね。この作品にどうしようもなくピッタリで我々が忘れてはいけないことが語られている気がします。…ピクセルビー解散しちゃったね。悲しい。

もう1曲は夜明けのベルが鳴る(安田みずほ)、彼女のセイイキのEDです。この曲ほど彼女のセイイキという作品を象徴するものもないと思いますね。素直になれない冬華の想いがこれまでかと詰め込まれた歌詞とメロディが好きです。というかこれ今すさまじいプレミアついてるんですね…こわひ。

○新作キャラクター部門

1.クロ「さくら、もゆ。 -as the Night's Reincarnation-

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2.種村小柚子「どっちのiが好きですか?」

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3.日紫喜うぐいす「月の彼方で逢いましょう」

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4.向坂海希「アオナツライン」

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5.四季ナツメ「喫茶ステラと死神の蝶」

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いよいよ新作キャラクター部門。

1位はさくら、もゆ。-as the Night's Reincarnationよりクロ、たった一人の大切な人のためにすべてを投げ出せる健気で最高に可愛いヒロインです。この子に関しては言うまでもありません今年最高のヒロインです。他の意見は一切受け付ける気はございません。ルート内で何回どうして…と思ったか、幸せへの道は本当の本当に険しい道のりでした。だからこそ最後の笑顔が眩しくて、本当にただの日常なのに何故こんなに涙が出るのか…初見の時にはそう思いました。どんな形であれまた彼女と彼の物語を読みたいです。漆原先生、よろしくお願いします!

2位はどっちのiが好きですか?より種村小柚子、キャラクターを主眼にしたゲームとしては今年最高のお気に入りヒロインです。今作のコンセプトである異なった側面から見る彼女の表情が魅力的でした。彼女がルート内で何度も繰り返すある言葉から見える本心だったり、不安そうな表情だったり…そんな彼女と過ごすひと夏の物語は賑やかでこの先もこんな風に笑っているのだろうなと思わせるだけの物でした。とんでもない出来事なんかなくてもここまで心に残ったのは彼女への想い入れからなんだと思います。

3位は月の彼方で逢いましょうから日紫喜うぐいす、個別ルート部門ではトップの彼女はこちらでもランクイン。大人に見えて実は子供っぽい部分がたくさんあって結構嫉妬してみたり、そしてその愛故に…難儀なものです。彼女が彼に渡したものすべてがあったからこそのあの結末なんでしょうね。本当に幸せになってほしいヒロインです。

4位はアオナツラインから向坂海希、幼馴染というポジションを非常に上手く扱い切ったキャラクターです。個別ルートでの彼女の感情の機微やそこから生まれるドラマは勿論、他の個別ルートでの他のヒロインが結ばれるために駆け巡る姿もやっぱり魅力的でした。二度と来ない夏を全力で楽しむ、そのテーマを体現したキャラクターでした。

5位は喫茶ステラかた死神の蝶から四季ナツメ。…言いたいことはわかる。選出基準も忘れていない。…でもしょうがないじゃないっすか!可愛いもん(現在3/5終了、愛衣7-2進行中)。ということで最新からの滑り込みです。相変わらず関係性を丁寧に重ねるシナリオに関しては本当に上手いゆずソフトでございます。マイナス思考の彼女が少しずつ心を開いて主人公と幸せになろうとする過程の描写が本当に良かったです。特に初Hシーン直前のやり取りは予想できていたにもかかわらずやっぱりドキッてしましたね…本当に良かった。

○旧作キャラクター部門

1.姫野永遠「ソレヨリノ前奏詩」

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2.橘落葉「アストラエアの白き永遠」

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倉賀野聖良「PRIMAL×HEARTS」

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4.白羽幸「アストラエアの白き永遠 Finale」

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5.秋吉冬華「彼女のセイイキ」

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どんどん行きましょう旧作キャラクター部門。

1位はソレヨリノ前奏詩から姫野永遠、ソレヨリノ前奏詩といえばこの子ですよね。いやね、なんていうかね、姫野姓のキャラってろくな奴いねえな。本当に面倒くさくて、本当はきっと思っているよりも寂しがりやで、多分誰よりも終を信じたかったのであろう彼女です。そんな彼女が壁を乗り越えた先の姿はやっぱりね…トリノラインFDの永遠シナリオも読みましたがあのままずっと幸せになってほしいです。

2位はアストラエアの白き永遠から橘落葉、落葉可愛い。正直に申し上げますとFavorite作品中唯一一晩で終了させたヒロインです。落葉可愛い。覗かれて叫ぶのじゃなくて恥ずかしくて涙目になっちゃうとことかほんと可愛い。落葉マジ可愛い。そんな彼女の家族という形と他のルートでもその一員である主人公への触れ合い方とかも良かったですね…でも一番可愛いのは落葉。可愛い

もう1人はPRIMAL×HEARTSから倉賀野聖良、いやね何なんこの子?可愛すぎかよ。まじで可愛すぎて気が狂いそうになった。あーマジ可愛い。可愛さだけならクロと小柚子先輩に並ぶ。マジ可愛い。可愛すぎる。色々気づいてしまって悶え苦しむとことか全部可愛い。後エロい。朝までのやつマジで良かった。アフターも良かった。その続きくれ。聖良アフターアフターくれ。はよ。はよ。

4位はアストラエアの白き永遠 Finaleから白羽幸、アストラエアの白き永遠から2人目のランクインです。な~んでFDヒロインにしたんですかね…本編に入れとけよマジで。最初から最後まで2人の姉として真っすぐに歩いていく姿は本当に良かったです。結構シリアスな設定持ちなはずなのにそれを感じさせないコミカルな表情とぶっ飛んだ行動が見てて微笑ましくもあり、だからこそ辛い場面で見せる優しさが際立ったのかもしれませんね。アルティメットコツンはノーサンキュー。

5位は彼女のセイイキから秋吉冬華、素直になれない幼馴染様でございます。素直になれないから面倒なくらい遠回りしまくって悩んで苦しんで…選択肢を変わるとまじかよ…という状態になったりとしますがちゃんと素直になれた時の2人はいいものです。後クッソエロい。エロ過ぎてちょっと笑ったわ!短い分ラッシュかけてくるしこっちがきつかった…

○新作総合部門

1.さくら、もゆ。 -as the Night's Reincarnation-

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2.月の彼方で逢いましょう

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3.アオナツライン

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MUSICUS!

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5.どっちのiが好きですか?

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 お待たせしました!新作総合部門です。

1位は勿論さくら、もゆ。-as the Night's Reincarnation-、緻密に練られた世界観とそれを全力で表現しきった背景原画、可愛いキャラクターなどなど様々な要因が重なり、重く長く続くシナリオを活かしきった最高の一作です。テキストに関しては色々賛否がありますがそれを上回る物語を見せてくれたと思っています。オーラスエンドのクオリティも言わずもがな、個別ルート部門で複数ランクインしただけあって個別ルートもかなり完成度が高いです。いろとりどりのセカイで我々に向けられた「幸せになろうとする物語」のほんの少し先である「幸せになろうと思えない人たちのための物語」は今年の顔といって差し支えないレベルの物語だと勝手に断言します。

2位は月の彼方で逢いましょう、積み重ねを大切にしてきたtone work'sから生まれた積み重ねの重さを我々に伝える物語です。それぞれの個別ルートに関してもメイン、サブ問わず相変わらずのtone work'sクオリティの物語を見せてくれましたが、今回の魅力は何と言っても構成の巧みさです。1人1人の物語では決して見えないものがすべて読み終えた時初めて露になります。それが本当に素晴らしかった。この路線をずっと続けろとは言わないですがこのくらい攻めてみるのもいかもしれませんね。次回作も期待しています。

3位は2つ、まずはアオナツライン、今年最強のダークホースです。誰もが戯画マインを疑ってその結果予約が少なくディレクターが飛ばされるという事態まで発生している今作ですが、間違いなく今年トップ勢の一員です。まずはテーマに掲げた「二度と来ない夏」、この表現が本当に上手かった。3人のヒロインそれぞれがその夏でしかできないことを全力で走り抜けていく姿は良かったです。特に向坂海希の物語はこのテーマによく寄り添ったものとなっていると思います。残りの2人に関してもそれぞれが悩んで出した答えとそれを見つけるための夏を魅力的にかけているので高評価ですね。今後夏エロゲでオススメは何と聞かれたらこの作品を挙げ…たいのですがプレミア価格。…みんな気になった作品は予約しようね?

もう一つはMUSICUS!、本当に待たされたぞコンチクショウ!ままれ馬鹿にしてますけどこっちも半年延期しているのでもっとさらし首になればいいと思います(過激派)。それでも描かれた物語はやっぱり一級品で本当に悔しい。分岐の方法もよく考えられていてどのような音楽観で物語を進むかで大きく変わってくる訳ですが、そのそれぞれが彼らにとって唯一無二の答えだと思います。辞めてしまっても、ただ楽しむことを重視しても、成功しても、そしてまた別の可能性を選んだとしても…そのそれぞれで出した答えは他人に否定する資格なんてないと、そんなことを思いました。だからこそ彼女のルートで大きな成功を達成しても答えを探し悩んだ先の答えは瀬戸口廉也らしいなと思いました。色々言いたいことはありますが小説はよ。

5位はどっちのiが好きですか?、完全にコンセプトの勝利の一作です。同じヒロインを違う側面から見るというコンセプトは良かったですね…リードされる時には見えない気弱な姿やリードする時には見られないような殴り合いのようなやり取りも彼女たちの魅力を際立たせるのに一役買っていたと思います。軽快なやり取りと比較的短くまとまっていることも読みやすいという意味でもかなり高評価です。

○旧作総合部門

1.ソレヨリノ前奏詩

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2.PRIMAL×HEARTS

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3.ゆめいろアルエット

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4.キラ☆キラ

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5.彼女のセイイキ

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そろそろラストスパート旧作総合部門。

1位はソレヨリノ前奏詩、こちらもここまでを見てもらうとご察しかと。導入、個別ルートの意味合い、そしてオーラスルートである永遠ルートの組立が上手く嵌っていました。巷では永遠ゲーと言われている通り永遠ゲーなんですよね、ただ幸せにするかどうかは関係ない。振られて傷ついてその上で色々成長したからこそあの結末を選べたのだと思います。なので最後に見せてくれた彼女の笑顔と彼が語った永遠への評価がこの作品のすべてなのだと思います。ずっと幸せでいてほしい、そんな思いを抱かせてくれました。

2位はPRIMAL×HEARTS、とにかくエロい作品でした。というかこのゲームのヒロインは何故結ばれると悉くみんな頭おかしくなっちゃうんですかねえ…いや可愛いけどさ。そんなエロエロな作品ですがそれ以上に世界観に引き込まれたというのが大きいと思います。業界最強と呼ばれることもある塗りや奇麗な背景、そして何より非HシーンのCGのクオリティも相まってヒロインを好きになる環境作りができていたと思います。聖良さん可愛い。

3位はゆめいろアルエット!、個人的に激推ししたい一作です。ボーカルアルバムの価格ばかりが有名で作品自体はそんなに語られないのですが充分にいい作品だと思います。確かに個別は初見だとテンプレまみれでうーんとなるんですよね。ですがオーラスルートを読み何故そのような物語だったかを知った時また大きく色を変えます。OPであるTeller of Worldの歌詞を終わった後に見ると驚かされるばかりです。流石魁先生。忘れちゃいけない大切なことですよね。

4位はキラ☆キラ、この部門がまさかの唯一の登場です。巷ではきらりルート一点特化と言われがちですがそれだけじゃないと思いますね…沙理奈も千絵も悩んで苦しんでそれでもいつかは出さないといけない答えを出す物語だと思います。勿論きらりルートもそれに即したものでtrueもnormalも好きですね。特にtrueで彼女が決断するシーンとそのきっかけは印象深いものでした。

5位は彼女のセイイキ、今年去ってしまったfengの作品です。fengの命運を分けた作品だったのかなとその後の経過をみると思ったりもします。素直になる勇気さえ持ち合わせていない彼女が悩んでいたシーンのマイカの言葉は本当に印象的でした。OPもEDも好きなのですが入手困難ってマジかよ…

大賞

さくら、もゆ。

-as the Night's Reincarnation-

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はい知ってたとか言わない。

分かってはいたのですが結局最後まで自分の中でのトップは揺らぐことはありませんでした。自分がプレイしたタイミングだったりもあるのかもしれませんがこの作品で勝たれた言葉が印象的で未だに忘れられないものも数多、これまでの人生の中でも忘れられない作品となりました。

この作品を作ってくださったFavoriteの皆様、そして心に響くテキストを書いてくださった漆原雪人先生本当にお疲れ様でした。

本当にいい作品でした!

総評とご挨拶

皆様1年間お疲れ様でした。そして長々と書かれたこの記事にお付き合いしていただきありがとうございます。

今年は昨年と比較してもかなり多くの作品に触れることができました。環境の変化もあったと思いますが皆様のツイートを見て買った作品もかなりあるのできっかけを頂けたことを感謝します。

さて今年のエロゲを振り返ってみると個人的には特に新作を楽しめた一年だったと思います。今回名前を挙げることが叶わなかった「pieces/渡り鳥のソムニウム」、「青い空のカミュ」、「きまぐれテンプテーション」などなど沢山の作品を楽しめました。それを見るとやはり市場の規模は変われどいい作品は発売され続けているのだと思わされるのです。衰退だと言われている業界ではありますがその業界で作り続ける彼らの作品はやはり輝いている物だと思います。なので旧作もいいですが皆さんも新作をやってみませんか?そして予約もお忘れなく。

そしていよいよ来年です。多くの人が待ち望んでいた天ノ少女が来る可能性が非常に高いです。カントクも帰ってきました。他にもすでにいくつかの新作が告知が出ています。サクラノ刻は…出たらいいな…というか体験版はよ出せよ。

その中でも待ち続けた作品、アインシュタインより愛をこめてがようやく発売日が出てくれたのは本当に嬉しかったです。新世界のαが流れたり、佐本二厘がいたりと驚くことばかりですが本当に楽しみにしています。

さて繰り返しになりますが今年お疲れ様でした。来年こそはコミケで同人誌を…というのは勿論ですが早々にほんの少しのチャレンジをしてみようと思っています。その時は温かく見守ってもらえると幸いです。

 

では皆様、来年もまだ見ぬ作品とそこに生きる彼女達とそれに向き合う彼らとの出会いを願い、丸い切符を持って新しい世界への期待を込めて

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To the next year!