今年プレイしたビジュアルノベルのキャッチコピーをひたすら並べてみる(最終版)
突然ですがビジュアルノベルのキャッチコピーっていいですよね。
どれも作品を数行で完璧に書き表しています。
今回は今年プレイした作品たちのキャッチコピーを挙げていきたいと思います。
クリア後のタイトル画面を掲載しているためネタバレ注意です。
なおこんなふうに少し辛口コメントも隠してあります
かなり口が悪いコメントも混ざっているのでご容赦を
1.サクラノ詩-櫻の森の上を舞う-
「幸福の先の物語」
今年HD版を発売した素晴らしき日々と対になるキャッチコピー。
この作品のオーラスを表す言葉としてはこれ以上ないと思います。
続きとなるサクラノ刻も期待してます。(すかぢ働け)
2.ef -a fairy tale of two
「おとぎ話は、ひとつじゃない」
構成として4つのこれから始まる物語と1つの終わってしまった物語が積み重なり、2人のエピローグを見届ける作品。
二部構成になっているもののその使い方も個人的には好きでした。(でもみや子ルートはアニメの方が好き)
3.金色ラブリッチェ
「This time is This moment is Our Golden Time.」
OPの一番最初に出てくるこの英文、この言葉こそこの作品を表していると思います。
3人とそれを優しく見守るたくさんの優しさ、そのすべてに気づけたときに作品の真価を知ることができるのではないでしょうか?(茜ちんルートはもう少し頑張れ)
4.景の海のアペイリア
「名前も顔も居場所も知らない。存在するかもわからない。 お前を必ず見つけ出す」
狂気と性欲とほんの少しのSF要素に彩られた怪作。
張り巡らされた伏線とその回収の巧みさはお見事でした。(主人公は頭ヤバい)
5.Making*Lovers
「交際してから始まる恋心」
キャッチコピー通り共通ルートはほんの数分で終わり、個別ルートに特化という類を見ない珍しい手法で作られた今作。
SMEEらしさの塊で狂気じみたたくさんのキャラクターと重ねる物語は笑いとほっこりするような思いをもらいました。(画像は贔屓じゃないけど可憐が一番好きです)
6.アオイトリ
「それは祈りが紡ぐ、命の物語」
アマツツミと対となっている今作、最初の3日間の物語のクオリティはいまだに忘れられません。
またあかりルートの選択など中々衝撃的な物語でした。(ただ赤錆姉妹ルートは二次創作)
7.RIDDLE JOKER
「全てを暴け」
カッコいいことを言いながら最初に暴く秘密があやせのパッドな辺り本当に好きです。
作品設定からもう一歩踏み込めばもっと面白くなったのでは?と思わずにいられませんが現状新作エロゲの中ではトップ3に入ります。(暁君独断行動しすぎ)
8.はつゆきさくら
「初雪から桜まで、卒業おめでとう」
実はこれが初の新島作品だったりします。
この物語を悲愛と呼ぶかどうかわかれると思いますが、私は悲愛とは呼びたくありません。
一人の少年が一人の少女の支えで前に進む、そんな物語なのですから。(シロクマ手抜きは許さない)
9.君と目覚める幾つかの方法
「失いたくないモノ、失ってはじめてわかるコト」
コンセプト、キャラクター、世界観、テキストどれも一流のものなのにかみ合っていいなかった印象が強い今作。
もう少しヒロインたちの成長にカメラを向けても良かったのではと思わずにいられません。(最終章の謎分岐、必要あった?)
10.すみれ
「離れぬよう、流されえぬよう、ぎゅっと。」
弱い人が少しずつ成長していく物語。
すみれルートは痛みも合わせて本当にお見事でした。
解題であるすみれEDもお見事。(雛姫ルートはなんか違う…)
11.水葬銀貨のイストリア
「ハッピーエンドを約束しよう」
見事なまでのコンセプト詐欺です本当にありがとうございました。
ラストにたどり着くまで何かを入り捨てずに進むことさえできない。
だからこそオーラスEDは彼女が幸せになったのも合わせて本当に好きですね。(小夜さんまじヤンデレ諸悪の根源)
「眩しさだけは、忘れなかった」
最期の最後までこのキャッチコピーに特化した物語でした。
サクラノ詩と並び、今年プレイした中でトップクラスで好きな大切な作品です。
(FDまだ?)
13.ナツユメナギサ
「君がいた夏、君がいない夏、君といる夏」
不思議な描写も大事な伏線となっていた今作。
どんなに辛くとも過去にとらわれてはいけない、そんなSummer Pocketsにも通じるテーマを良くも悪くも突きつける悲しくも前に進む物語でした。
(でも主人公生きてるよね?)
14.素晴らしき日々~不連続存在~
「6つの物語によって奏でられる旋律---”言葉と旋律の物語"」
前半の狂気の描写と後半の怒涛の伏線回収が本当に見事であった作品。
幸福とは?それを目指す意義とは?
そんなテーマを様々な主人公の目線で追いかける物語でした。
15.抜きゲーみたいな島に住んでる貧乳はどうすりゃいいですか?
「もしも抜きゲーみたいな島が本当にあったら」
一見バカゲー、序盤もバカゲー、だけど中盤はシナリオゲーという新規ブランドの意欲作。
マイノリティの意見はどうすればいいのか?
そんな現代の社会でも問題になっているものを馬鹿な設定を使いながらうまく描写で来ていたのではないでしょうか?
(下ネタパロは面白いけど腹筋に非常に悪い)
16.CARNIVAL
「ヒトリジャナイヨ。傷ツイテイルノハ…」
主人公、メインヒロイン共に心に大きな傷と罪を持った少年少女の幸せに向かうための物語。
文章の巧みさや一度描かれたシーンでさえまたじっくりと読ませる筆力は処女作ながら瀬戸口廉也の名に恥じない出来でした。(なお小説版のオチ)
17.アマツツミ
(なお小説
「これは言葉が紡ぐ、絆の物語」
逝った人を想う残された人達の物語。
どのヒロインも後悔に向き合い、乗り越えていく姿は中々のものでした。
特に最後の少女の物語は主人公の選択を含め面白かったです。(でも他のルートでは蛍死亡確定じゃね?)
18.恋×シンアイ彼女
「初めての約束とあの日に伝えたかった君のコトバ」
少女に想いを伝えるために物語を作る少年と少年への思いを糧に旋律を作る少女の長くて切ない物語。
批判は多々あれど新島夕というシナリオライターが本気で描こうとした物語の美しさは見事でした。
ただここで終わらせるべきではないと思うので続きを書いてください。
(まあぱっと見キャラゲーに見えるこの作品でこのシナリオを消化したのがそもそもの間違い)
19.ラズベリーキューブ
「――俺はここから変わる。
――人に優しく生きる。
――具体的には、一日一善くらいを目指すんだ」
誰かの優しさを受け取り、共に幸せになっていく物語。
色々言われていますがシリアス要素も含め好きですね。
瑠莉ルートの一緒に支え合って生きていこうとする姿はかなりのお気に入りです。
(というかヤンキーとかヤクザが出てきてストレスってお前らマンボウレベルのストレス耐性のなさかよ)
20.枯れない世界と終わる花
「美しく優しい舞台で紡がれる、信頼と絆の物語。
いくつも重ねた約束を、今、ここで――」
重ねた約束と悲しい出来事を超えた先の物語。
大切な約束のために必死に足掻く主人公の姿は本当に良かったです。
ただ幕の下ろし方はもう少し考えてほしかったな…
ハルが大正義過ぎる。最後までやった後でハル以外を選ぶ勇気は俺にはない。
21.いろとりどりのセカイ
「そして始まる、きみとぼく、のセカイ─
紅い瞳の少女と出会うとき、セカイは優しい魔法に包まれて――」
恋を知りたい少年と恋を知らない少女の恋を探す物語。
真紅ちゃんゲーという言葉に違わずすべてが新区に特化されていた作品でした。個別ルートでの寂しそうな真紅を見るたびにどれだけ苦しんだか…
個別ルートと共通パートはもう少し気合い入れなさいな
22.いろとりどりのヒカリ
「その想いはヒカリ、新しいセカイを開く笑顔の魔法─
―世界は終わり、ぼくは新しい夢を見る。」
そしていろとりどりのセカイのFDであり、本当の意味での真紅ルート。
少年が犯した罪の清算とそれに巻き込まれた少女の救済の物語でした。
こちらでは何回泣いたか覚えてません。
EDも最高でした
ユウマのミスは絶対に許せない
23.紅い瞳に映るセカイ
「私たちの幸せは、ずっとずっと続いていくんだって、信じてるよ―」
そして真紅の物語のFD。
ここまでの物語と打って変わって幸せな日常がメインの作品でした。
それでも二人に人生観と物語のエンドマークの考え方は本当に見事。
いつかまた3人の物語を読んでみたいと思わずにいられませんが…
シリアスパートは正直真紅いじめの必要性は感じなかった
24.アメイジング・グレイス -What color is your attribute ?
「愛しの君へ 明けない聖夜の祝福をー」
とある2人が願いのために駆け巡る物語。
大量にばらまかれた伏線、小話、布石の多くをほとんど回収しきった傑作。
選択肢の重みやオーラス構成のものの全ルートに幸せな未来を提示するなどノベルゲーとして重要な部分をしっかりと生かすことができていたと思います。
もう少しサブキャラクターの話ができていたら完全な名作行きだったのに…
25.ろけらぶ-Location Love-同棲×後輩
「甘~い生活、始まります♡」
只々ひたすら日和ちゃんといちゃいちゃするゲーム。
何かに疲れた時はこれをやって癒されるのもありかと。
でもラストのシリアスの雑さは流石にない
26.12の月のイヴ
「はじまりは、ここにする。」
1人の少女が運命に立ち向かうお話。
個別ルートがばらばらだった印象が強い作品でした。
ご都合主義な部分があるものの由紀の物語としてはなかなか面白い部分もあります。
Summer Pocketsと似た部分もあるので気になる方は是非。
音楽CGに関しては流石のminoriクオリティ!
正直姉妹ルートは微妙だしもう少しループをほのめかすくらいはした方がよかった
27.空に刻んだパラレログラム
「憧れも、楽しさも、努力も、苦しみも、不協和音もそれら全てが煌めいている。」
少年少女達が憧れた空のために必死に足掻き続ける物語。
これまでのウグイスカグラ作品と打って変わって絶対悪が存在しません。
ただひたすらスポーツに青春を燃やす完全なスポ根ものです。
エロゲというスタイルにあっているかと言われると否としか言えませんが、サブキャラ全員に魅力を持たせたことはお見事。
イーリス攻略させろ
28.出会って5分は俺のもの!時間停止と不可避な運命
「時間停止から始まる恋もある!?」
ねえよ(真顔)
1人の少女が少年の幸せのために運命に抗う物語
コメディ色が強い作品ですが、瑠璃と白亜のルートは中々のもの
時間停止への考え方とそこから生まれる問題への対処のアプローチはおもしろい考え方でした
他のルートもそこを重視できてたらな…
以上28作品が今年プレイした作品たちです。
残念ながら30作品はいきませんでした
実はグリザイアファントムトリガーもやっているのでそこを含めると超えてたり…
そして今年積み残した作品たちは
恋するココロと魔法のコトバ
紙の上の魔法使い
キラ☆キラ
Clover Day's
しろくまベルスターズ
以上のようになります
いやー積みましたね
紙の上の魔法使いとClover Day'sは同時進行で現在進めていますので終わるめどはついてます
WHITE ALBUM2は身辺が落ち着いてからExtendを買って再開の予定です
キラ☆キラはMUSICA!発売前には確実に終わらせます
他の皆さんについては知りません
…来年も寂しく独り身のクリスマスならしろくまベルスターズを崩します
運命予報をお知らせしますも時間ができたら…
来年の4月は割と過疎なのでそこがチャンス!(絶対無理だろうな…)
なにはともあれ今年は本当にたくさんの作品と出会うことができました
これを通してたくさんの人とも出会うこともできました
来年も素晴らしい作品と素晴らしい出会いがあることを願っています
因みに来年の注目どころは
Suger*Style
さくら、もゆ。
さくら、もゆ。-as the Night's, Reincarnation-
金色ラブリッチェ Golden time
pieces/渡り鳥のソムニウム
リアライブ
スタディξステディ
9-nine-はるいろはるこいはるのかぜ
月の彼方で逢いましょう
ココロネ=ペンデュラム
流星ワールドアクター
D.C.4
MUSICA!
現在公開されている中ならこの辺りでしょうか?
この他にもまだ見ぬゆずソフトの新作、恋カケスタッフによる新作、天ノ少女、サクラノ刻、ぬきたしFD、麻枝准新企画(アニメかも)、BLACK SHEEP TOWNといった面々が揃っています
まだまだこれから多くの作品が予告されるでしょう
来年は今年よりも多くの良作が出ることを願ってこの記事を結びたいと思います
でもコンセプト詐欺だけはやるなよ