保坂新の戯言集

どこかの誰でもないアンポンタンがどこかの誰かである人が作った作品にうだうだ一丁前に評価を下すブログです 話半分に流していただければ幸いですTwitter:@chuhri0703

【ラフノート】さくらの雲*スカアレットの恋

最近毎月書いてるような気がします、ラフノートのお時間です。

まあこんなに書いたらお前何でも挙げるじゃんとか言われそうですがしょうがないものはしょうがない。ここぞという所で大切な作品をたまに挙げるくらいがいいのでしょうけどその大切な作品に踏み込んでくれる作品がここのところたくさんあるのですから。

ということで今回はさくらの雲*スカアレットの恋です。

初報はあまいろショコラータの情報が初めて掲載されたBugBug 2019年11月号となっており、思えば一年近く待たされたことになります。どのくらい前からというとこの時はサマポケRBはおろか神様のような君にも正式には発表されていませんでした。

ただ以前から冬茜トム先生が何かを書いているという情報だけはTwitterで判明しており、どこで書くのだと軽く騒ぎになっていたことを覚えています。同じ時期に公開されたあにまるぱにっくでもあまいろショコラータでも冬茜トムは書かない。ならどこで書くの?という答えが提示されたのが先ほど紹介したBugBugです。もちろん買いましたし本当に嬉しかったです。その後また少しだけ時間が置いてあまいろショコラータ発売直後のBugBugにて詳細の発表、さらに時間が空いてからの5月からの予約開始となり、ついに発売されたのが先日9/25です。思い起こせばいろいろありました。鯖落ちしてるからいよいよ発表かと何回心を躍らせたか、特にエイプリルフールの時は本当に期待しました。そんなことを繰り返しては肩透かしを食らい、落ち込みながらも待ち続けた今作です。

まあ本当に面白かった。アメグレの頃から高くなってしまった冬茜トムのハードルをよく飛び越えてくれたと思います。

ということでいつも通りお時間が許す限りお付き合いを。

0.初めに

まずはみなさんはきゃべつそふとのことをどれほど知っていますか?

流通会社は少なくともラッセル、販売会社もオーバーソフトウェアのロゴが掲載されていることからラッセルの子飼いのメーカーではないかと予想されています。ここまでは以前までのゆずソフトや現在のSAGAPLANETS、Parasolなんかも同じ境遇なのですが、使われているゲームエンジンが前述したメーカーとは異なり、吉里吉里を使わずにEthornellを使っています。このエンジンはLump of SugerやケロQ/枕が使っているものです。梱枝りこ先生がこの2つのメーカーで原画をやっていた関係かなと思う部分もありますが、いかんせん不明。あまいろショコラータとあにまるぱにっくのメインライターが同じだった辺りLump of Sugerとは関係があるのではないかとほんの少し疑ってはいます。

そのメーカーが2018年に発売したのがアメイジング・グレイス-What color is your attribute?-でした。ぶっちゃけ言います。この作品は発売前、特に体験版が配信される前は全く期待されていませんでした。そもそも第一作となった星恋*ティンクルは多くのユーザーの期待を裏切ってしまったためか非常に安値で手に入る惨状です。もし気になる方がいればワゴンをのぞいてみましょう。多分転がっています。そんな状況で発表されたアメグレは期待されていなかったのですが、一部のユーザーはライターの名前を見て期待を寄せる人もいました。そのライターが今作もメインライターでその腕を存分に発揮した冬茜トムです。デビューは2013年のこちらもLump of Sugerから発売されたMagical Charming!、その後に発売された初企画作品であるもののあはれは彩の頃では隠れた名作として評価され、注目を集めていたライターでもありました。そんな中で公開された体験版で何かが隠れていると理解したユーザーは手を出して絶賛、2018年の顔の一つとなり、DL版の売り上げが好調なのではないかと噂される作品となり、次回作への期待はかなり高まていました。

私自身アメグレはちゃんと予約し、サイン会にて梱枝りこ先生に直接面白かったですと伝えたことも覚えていますし、この作品の情報を手に入れるためにあまいろショコラータのトークショーに乗り込み、一時期りこ先生のfanboxに入っていました。そのくらいにはずっと楽しみにしていた作品です。今年一番!と言いたいところですが来月に控えてる2年近く待たせた愛すべき馬鹿達の作品の方が期待してたので悲しいところ、ただ間違いなくこの作品が発売されるまでワクワクしていた度合いは歴代トップクラスです。

そんな彼が我々に見せてくれた新作は大正時代を舞台としたミステリーでした。

1.世界観

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今回の舞台となるのは1920年、2020年の東京からタイムスリップしてきた主人公風見司とそれを助ける所長を中心とした賑やか日常を描いた作品となっています。

 どのキャラも癖は薄くともしっかりとキャラが経っているのは非常に良かったと思います。りこ先生の絵もあってキャラクターが可愛いですしね。その中でそこにある歴史の歪みを正していくことが今回の大きな主題となってきますが、その大きな壁になるのが加藤大尉、この人の野望を打ち砕こうとしていきます。

そんな作中の日常を支えるのはやはり所長でしょう。前作アメグレで挙がっていた弱いところとして終盤に入るまでが少し退屈というものがありました。山場をラストに集め過ぎているきらいがあったのでこのようになっていましたが、今作は細かい事件をそれぞれの章で散りばめているおかげで山場が分散されている印象です。その中でもコメディリリーフとしても、できる大人の上司としてのかっこいい役回りも完ぺきにこなしていた所長の存在はかなりデカいと思います。頼れるけど重要なところですっころび、でも絶対的な安心感があるキャラの存在って重要ですよね。

そんな騒がしく、平和で、明るく、楽しい日常が壊れないように繋ぎ止めるために舞い込んでくる事件と向き合うのがこの作品の主題でした。

 

さていつもなら共通ルートはネタバレ範囲から外してるのですが、今回は色々言ってはいけないことを言う可能性が高いです。

そのためここから先をネタバレ注意とさせていただきます。

ということで桜の枝先にまだたどり着いていない方は今すぐに大正時代におかえりください。

 

 

2.1周目

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1週目、エロゲ的に言えば共通ルートですが、今作では出題編とも呼ぶべき存在が今回の章に値します。

司が所長と出会い、所員となって様々な人たちと知り合い、そして何に向き合う必要があるかを提示される章になっています。

ここで提示される謎は主に3つ、

  • 加藤の正体
  • 怪盗ヘイストの正体
  • 遠子の思惑

この辺になるのではないでしょうか?裏ではさらに多くの伏線が眠っていたわけですが、それは後述することにしましょう。

この章で特に思ったのは日常シーンが結構強化されているなという部分です。アメグレだと起承転結の承にたどり着くまではひたすら不思議な世界での日常を描きつつ伏線をばらまくことに腐心していましたが、前述した所長とのやり取りや細かい事件の配置によって退屈せずに読み切ることができました。今回は何を行う必要があるかが明確でしたしね。

そんな中で始まる承の描写の実力は流石です。アメグレでも見せてくれた日常を木っ端みじんににする描写の上手さと絶望感の演出は衰えていませんでした。何より遠子の行動には驚かされた人も多いでしょう。体験版でもかなりの反響があったのを覚えています。

ここまでの出題編、明確になっている謎と不自然な描写、そして未だに見えきれない人と人との繋がりをここから追いかけていくことになります。

3.2周目

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3週目、つまり遠子ルートです。

正直タイトル画面に彼女が出てきた瞬間にこのルートはもう少し後だと思ってたので結構驚きましたね。

好奇心旺盛で天真爛漫、だけど聡明さを見え隠れさせる彼女が何を思って行動しているかが語られます。読み終えてみるとこのルートが最初にされていたのは今後のルートでどのようなものを描くかという意味でも重要なポジションにあったのだと思う部分があったりします。

このルートで明かされるのは「怪盗ヘイストの正体とその動機」でした。展開早っ!

その中で語られる遠子と怪盗ヘイストの正体であったリーメイの関係性の物語は結構好きな話でした。リーメイ自体が今作における中々重要なポジションを占めていることもあって彼女の話は結構出てきます。その中でも一番好きな関係性はこの二人の関係性ですね、真実を知った後の気心を知った姿もかなり好きです。

因みに今回ヒトラーに向けて像を送っていましたが、ヘリコプターを初めて開発したのはナチスだそうです。その辺も計算ずくだったんでしょうね…怖い。後今回の画像にも使っているセーラー服も初めて採用されたのは1920年だとか。どこまでしっかり調べてるんですかね…この人。

恋愛要素に関しては怪盗ヘイストの事件を追いかけるのを妨害しようとしていたら深みに嵌まって本気で好きになってしまう過程はかなり良かったです。冬茜トムは恋愛が書けないと揶揄されていた部分もあったにもかかわらずここまで書けるのかと本当に驚きましたしこの時点でアメグレとは違うものが見えるなと確信しました。

そんな恋愛要素が強いのは次の少女です。

 4.3周目

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サキュバスです。

最初の頃は普通の純粋な少女だったのに…ああどうしてこんなふうになってしまったのかと本気で思った少女です。まさかりこ絵で抜くことになるとは思わなかった。

今作における日常の象徴という役目を担っているのもあって恋愛描写がメインとなっているルートでした。蓮マジ可愛い。目をくるくる回している姿とか本当に良かったです。このルートで明かされる謎自体は少ないですが、大きなポイントは2つ。

  • 加藤と成田の関係性
  • 地熱発電の技術を加藤はもっている
  • 主人公の行いでも歪みを生みうる。

特に3つ目に関しては今後の章でもかなり重要な要素になってきます。初見プレイでこれが重要な要素だって気づけた人いるんですかね…マジで。

バウムクーヘンを作ったり、狼と触れ合ったりと色々やっていましたが、基本は蓮との恋愛が主軸なので可愛いと言っておけばいいと思います。マジ可愛いし。

5.4周目

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 今作の情報が公開された時点で冬茜トム先生が嬉々と語っていた要素が1つあります。

それがこのルートで描かれた列車編です。それもあってか操作している感覚を重視するためにも多くの選択肢が用意されていました。これもあってか自分も頑張って推理してました。結果はどうだったかって?惨敗でした!

閑話休題

このルートで重要になってきたのはそれぞれの登場人物の関係性もそうですが、何より「柳楽刑事を歪ませたこと」でしょう。ぶっちゃけこれが信じられなかったから惨敗しました。1周目の絶対にぶれることがない正義を突き通す姿を知っていたからこそ犯人であることは100%ないと思っていたところでのこれだったのでかなり予想外でした。推理内容自体も列車というクローズドサークルをうまく活かした閉じた空間で疑心暗鬼になっていくさまやそこで生まれる新たな関係性などを丁寧に描くことができていたのではないでしょうか?

メリッサについて語るべきところもたくさんありますが、最後の展開以上に好きなのは遠子との絶対に揺るがないと言い切れるほど強固な関係性です。サラリとかっこいいことを言い切る遠子の姿は短いシーンながら作中でもかなり印象に残ったシーンです。よくよく考えると怪盗ヘイストのことも知っているような描写も遠子ルートの時点でありましたし本当に関係性の描写が上手く描かれてます。

そして最後の展開、列車の中でのやり取りの中で違和感がいくつかあったのでもしかしたらレベルで頭の中に浮かんではいましたがマジでこう来たか…とびっくりです。

最も1周目の時点でメリッサが異能力者と予想してたので完全に予想外というわけじゃなかったですけどね!正直に言うとメリッサが怪盗ヘイストの正体で̪死に戻りしてるのではないかと予想してたのですがそこは外しました。でも異能力者だったからセーフセーフ!

6.23周目

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 さてついに最終章、真打である所長の出番です。

ここまでたくさんの謎と関係性を観測してきました。目に見えていたもの、目に見えなかったもの、弱く切れそうなか細いもの、絶対にこの先も切れることがないと言い切れるもの、たくさんの関係性です。それらの全てを繋げて1つの未来にするのがこのルートです。

ところで皆さんは今作のOPをしっかり見たことはあるでしょうか?実は今作の最大の要素である関係性を示唆する要素はOPにいくつか描かれています。一番わかりやすいのは一番最後の相関図ですが、私個人としてはより好きな部分があります。

それは虫眼鏡を5つ重ねる部分です。以前Twitterを見ていた時に5つであるからFDでヒロインが増えるみたいなツイートを見たのですがそれは司のものでしょと突っ込みそうになりました。でもよく考えると5つである意味って不思議なんですよね。主人公がこの手の部分にありません。なので少し考えていたのですが1つの答えが出ました。

あれ重ね合う部分が花になってるんですよね、5枚の花弁で作られた。

そして桜の花びらは5枚です。だからヒロインと主人公、つまり最初から最後まで味方であり続けた5人が重なり合うことで桜の花を咲かせる、この作品らしい描写でかなり腑に落ちました。そんな風に1人では点、2人では線、そしてたくさんの人が集まって関係性を結んでいくことで絵にしていくのがこの最終章です。(いいこと言った。ドヤァ)アメグレでは小さなセカイでそれぞれの色を塗り込んでいくことで1つのかけがえのない絵を作っていきましたが、今回は人と人とを結んでいくことで生まれる絵です。今回この部分があるからこそこんなふうにキーボードを叩いてるのだと思います。

閑話休題

さて所長の、レベッカ・クルーガーとの縁の物語は冒頭から始まります。

彼女が司に対して何を思い、何を感じ、共に過ごしてきたが丁寧に描かれます。そんな中で現れるのがアララギ、歪みを正すために司だけではなくレベッカの前にも姿を現しますがそこからの展開は今年読んだ新作の中では並ぶものは今のところありません。鳥肌が立ちました。いや普通我々の知る令和2年から飛んできたと思うじゃないですか。

桜雲2年から飛んできた風見司の言葉の重さとそれに対するレベッカの大切に想うからこその言葉は本当に素晴らしかった。そのために積み重ねてきた楽しく素晴らしい平和な日常がここで一気に輝きだします。素晴らしくもなんともない希望もない未来よりも今目の前にある日々を欲するのは当たり前でそれでも希望をもって歩んでほしいというレベッカの切なる願いがしっかりと描かれていました。柳楽刑事の歪みの伏線も本当に上手くできていましたし、義手の件も見事です。ここにたどり着いた瞬間のツイートがこちらになります。

アメグレ、さらに言うとさいころは関係性の描写以上に世界観とギミックに根差した物語づくりとなっており、関係性の描写は結構雑でした。だから何を描くのだろうと本当に期待してたのですがこれほどのものが見えるとは思っていませんでした。完全に予想外です。

ここまでも素晴らしかったのですが、ここからの関係性を1つの絵にしていくまでの物語も見事でした。ラストシーンは特にそうなんですが誰一人として欠けた瞬間に最後の瞬間には繋がらないのですよ。ここまで積み重ねてきたすべての関係性を活かすことでようやくこの結末まで持っていけます。そして最後の最後で加藤を倒すきっかけになったのがお見合いの破談というのが最高の流れでした。最初から縁を軽んじてきてただ出来上がったものを渡して成功させようとしてきた彼らしい末路です。

さて終幕までたどり着きます。1人1人縁を結んできた彼らと別れていくシーンはずっと泣いてましたね。成田のシーンでさえ泣いてました。蓮や遠子にメリッサは言うまでもありません。正直蓮に関してはすべてを教えられずに別れる流れになっていたのでさらにきつかった。最後くらい言ってあげてもと思ったりしましたけどそれは自己満足だから駄目だろうしと思いつつやっぱり彼女らしい可愛い笑顔で彼を送り出す姿を見るとそれは押し付けでしかないのだろうと思い、ぐっとこらえることしかできませんでした。

そして最後の最後にやってくるレベッカとの別れ、挿入歌も相まってオートモードで若干字がにじむくらいには大泣きしながら読んでました。タイムスリップものには別れがつきものです。それは時に悲劇に、時に喜劇に描かれます。もしかしたらこの別れも悲劇ととらえている人がいるかもしれません。でもあの時、あの瞬間二人はそれぞれの幸せを本気で願っていました。その姿を悲劇なんて言葉で括り付けることは自分にはできません。未来につないでいくもののために笑いあう二人の姿はやっぱり1つのハッピーエンドの形なのではないでしょうか?それが何よりも詰まっているのがこの台詞でしょう。冬茜トムには恋愛は書けないという言葉を完全に消し去った大切な台詞です。

「初歩だよ、司」

「私もおまえを、愛してる」

 その後の展開については語ると陳腐になりそうなので語りません。ただマリィとどのように過ごしていくかは気になりますね。また別の形の幸せな探偵事務所を過ごしているのだと信じてみようと思います。きっとたくさんの関係性を結んだ彼ならできることなんですから。

さてEDムービーです。前作でも仕込んできましたが今作もやってくれました。1920年の彼らのその後です。みんな大切な司のために、そして自分の夢のために全力で過ごした足跡が見れます。 その中でも一番驚いたのは真霧影虎さん、名字からしてアメグレのあの人の関係者説が流れていましたが、最後の最後で公園を設計したことが語られます。これってアメグレをやった人ならわかりますよね?どう考えてもあそこです。正直滅茶苦茶驚いた。他の人に関してはこちらもこれ以上は陳腐になるので言いませんが、やっぱり幸せそうでよかった。心からそう思います。

ところで所長の名前が公開されていませんでしたが、理由は簡単でしたね。レベッカなら呼び名はベッキィ、所長の名前を聞く前に猫の話をしたからでした。まあわかってましたけど!

後は主人公の誕生日を見に行きましょうね?レベッカの最後のメッセージの意味が分かります。

7.終わりに

エロゲーマーを続けていたら期待できる作品とできない作品というものが必ず出てきます。でも後者が時には心に残る名作になり、前者が忘れたい駄作になることは日常茶飯事です。だからこそ新作を追いかけることは怖くて評価待ちをしてしまうものです。でもこうやって自分の信じる作品を追いかけ、情報を集め、発売日に思いをはせて、ようやくプレイした瞬間に名作を掴んだ瞬間というのはやっぱり忘れられないかけがえのない瞬間だと思います。これだからエロゲーマーはやめられない。

本当に良かったです。冬茜トムがこの先も名作を作ってくれる…なんていったらプレッシャーかもしれませんが期待せずにはいられません。それだけの作品でした。

本当にありがとうございました!この作品に携わったすべてのスタッフにこの言葉を言いたいと思います。

 

そしていよいよ来月は愛すべき馬鹿達の作品です。

どうなるんでしょうね?正直読めませんしまた繰り返すものだと思ってます。

それでもちゃんと彼女が諦めることなく彼の手を離さなければこの作品のようなものになると信じてます。

まあそうならなくても構いません。ただあの人たちの作るセカイさえ読めればそれでいいです。

だから期待してます。